「道場いつき」という名前でリーディングセッションを提供していくことを決めた私が一番最初にしたことは伊勢神宮へご報告に伺うことでした。

伊勢神宮へお参りするのは初めてではありませんでしたが、前回は夫婦で旅行気分で伺ったのに比べ、今回は一人で、それもとても神妙で覚悟を秘めたような面持ちでの参拝だったと思います。

早朝、始発で名古屋に向かい、その足で伊勢へと向かいます。
外宮から内宮へ、途中、前回の伊勢参りで一番心に残っていた「猿田彦神社」へ寄りました。
この時、新しい一歩をご報告し、小さな「道開きのお守り」を購入しました。
(だいぶ後になって、この猿田彦さんともご縁があることが分かりますが、この時はただ「惹かれる」「(お参りは)外せない」という感覚でした。)

そして、内宮についた時、ほんの少しだけパラっと雨が降り、その後、サーっと日が射しました。
そして、境内の五十鈴川のほとりで心の中で「また戻ってこれました」とご挨拶したところ、フワッと風が渡りました。何の根拠もありませんが、「あぁ、歓迎されている」と感じた瞬間です。

本殿に向かいながら、私は何とご挨拶しようか、何も「考えて」いなかったことに気付きます。ただ「足を運んだ」だけで、それは導かれたような感覚でした。
そして、本殿の前に立ち、手を合わせた時、自然に出た言葉は
「いつきという名前を頂戴し、いつきという名前で活動していきます」というご報告と
「私とお役立てください。お役目を果たします」というお約束、
「ここへ導かれたこと、今ある全てに感謝します」という感謝の言葉だけでした。

不思議と「成功させてください」とか「○○を叶えてください」といった「お願いごと」は一切浮かばず、「いつき」という存在はそういう「お役目」なんだな、と感じました。

この参拝では外宮でも内宮でも初めて「御神楽」をあげて頂いたのですが、同じ回で最高額の方に合わせた舞を奉納して頂くことが出来るので、毎回最高位の奉納へ参列できるという幸運を頂くことが出来ました。

全てが「歓迎されている」「護られている」と感じられる不思議なお参りでした。

(続く)